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10代から30代へ

From a pretty boy to a sexy man.

· 撮影のココロ,おしごと

先月、それぞれ別の取材だったのだけど、久々に会った『瑛ちゃん』ことウエンツ瑛士くんと『徹ちゃん』こと小池徹平くん。

どちらも10代の頃からたくさんたくさ〜ん撮影させてもらった二人。

でも彼らが20代の半ば前に私がアイドル誌を撮らなくなっちゃったもんで、どちらも結構な久しぶりでした。

取材のカメラマンが誰か?なんて本人は分かって現場になんて来ないのだけど、二人とも顔見たとたん、驚いた顔(笑)

ライターさんに丁寧に大人な挨拶してた徹ちゃんは、目おっきくして一瞬関西弁になって『めっちゃ久しぶりやん!すごい髪の色!!』って。

思わずハグ(^_-)

素直な気持ちの交換って嬉しいもんだよね。

徹ちゃんは東京に越して来た16歳、引っ越しを手伝った時から毎月のように何年もアイドル誌で撮影し、彼の初めての写真集も撮影させてもらった印象深い男の子。

大阪から出て来た徹ちゃんはとっても素朴で、右も左も分からない芸能界で戸惑いながらもとっても努力してたっけ。

同じく瑛ちゃんも、徹ちゃんとWaTとしてデビューする前、代々木公園の路上ライブの頃から撮影させてもらってた男の子。

瑛ちゃんは子供の頃から芸能のお仕事をしてたから、よっぽど私よりこの世界は長くって。

周りにいつもとても細やかな気遣いの、頭の回転の速いクレバーな男の子。

そして少し淋しそうに見える繊細な、本当に美しい男の子だったっけ。

徹ちゃんの写真集はサイパン。

色んな事にチャレンジして、みんなで考えて撮影した写真集。

 

眩しすぎて目の開かなかったビーチ

ボートでつれられ二人だけで落とされた澄んだ海

はっきり見えて怖かったウミヘビ?

スタッフがちょうど誕生日でお祝いした夜の遊覧船

フリのつもりが本当に寝ちゃった朝のまどろみ写真

 

懐かしいなぁ◎

私にとって4冊目となったこの写真集『First letter from TEPPEI』は、発売時期がドラマ『ごくせん2』の徹ちゃんのブレイクと重なり、男の子なのに公称10万部を越えた大ヒット写真集になったのでした。

 

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そしてその後、WaTとしてデビューした二人と行ったたくさんの撮影。

映画の撮影で地方に取材に行かせて貰ったり、撮影後には一緒にご飯も食べに行ったり。

二十歳のお祝いをプレゼントしたり。

どんな見せ方がかっこいいかな、次はどんな髪型にしようかな?とか、時には思い悩んでる彼らの話もよく聞かせてもらったり。

10代半ばの少年から20代の美青年になってくのを目の当たりにさせてもらった、大事な想いのいっぱい詰まったタレントさんです。

久々に会った瑛ちゃんは、やっぱりクレバーで優しい雰囲気。

年々色気だつ大人っぽさ溢れていったけど、なんだかまた若返った感じ。

冷蔵庫に今も貼ってる瑛ちゃんがサインしてくれたポラロイドを見せたら『優しいな〜』ってくしゃっと笑ったけど、そんなあなたの方が優しいよ。

幼いイメージだった徹ちゃんは随分落ち着いて、物腰も受け答えも『なんて紳士な大人の男性〜!』ってビックリしちゃったくらい。

相変わらず小顔でお肌ツルツルだったけど、ね。

久々だったから、ノンビリ話しながらゆっくりシャッター切らせてもらって。

アタマの片隅には可愛い想い出の二人・・・寒くて凍えてたり、財布を落としてしょげてたり、たくさんのファンに囲まれて喜んでたり。

そんなイメージと、ファインダー越しの大人の色気を持つ美し〜い男性とは一瞬重ならないんだけど。

話の時々に思い出し、くしゃっと照れ笑った二人はやっぱり私には『可愛いなぁ(^-^)』って。

ま、完全に親戚のオバちゃん状態です(笑)

本当に可愛かった少年からカッコイイ男の子、そして美しく麗しい大人の男性へ。

10代から30代への成長を見れたワタシはシアワセだ。

そしてそこには一緒に積み重ねた時間ってモノが確実に有って。

久しぶりでも、撮ってる時のお互いが『元気にやってる?』って笑顔で思えるあたたかい空間。

このホッコリ感って、何にも代えがたいものだなって思います。

カメラマン冥利、ってものなのかな?

成長した彼らを見ながら『ワタシもちゃんと成長して来てるかな?』って自問しつつ。

彼らのこれからを想像しながら

『私もまだまだ頑張るよ!次会う時にはもっと成長してるからね!』って鼓舞もする。

なんだか、なんていうんだろ。

随分年下ではあるけど、あの頃アイドル誌で出会って来た男の子達って、どこか一緒に何かをくぐり抜けて来た『同志』のような感じ、なんだな。

そういう存在の人たちが頑張ってて、憶えていてくれるって本当にありがたい。

麗しい上がりを見てまた大人な二人を実感したけど。

私のアタマには二人と行ったデビュー寸前の九十九里浜ロケが浮かんでるよ。

多分あのロケ、一生忘れないな(^-^)

これからもみんな自分の道を頑張ろうね◎

*トップの写真は未だに冷蔵庫に貼ってある瑛ちゃんの『作り立てWaTサイン』のポラと、写真集のサイパンの遊覧船で、徹ちゃんとスタッフみんなで撮った写真。

みんな若いな〜(^_-)

そして瑛ちゃん取材記事『家庭画報.com』はこちら↓

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